在宅ワークの暑さ対策は、室温28℃以下を一つの目安にできます。ただし、28℃は「必ず安全な温度」ではありません。湿度、風通し、日差し、体調によって暑さの感じ方や熱中症リスクは変わるため、暑いと感じる場合は28℃にこだわらず、より低い温度に調整してください。
在宅ワークの室温は28℃以下を目安にする
エアコンの設定温度ではなく、仕事をしている場所の実際の室温を確認することが大切です。エアコンを28℃に設定していても、日当たりや機種、部屋の広さによって室温が28℃を超えることがあります。
また、室温28℃は省エネや職場環境の管理で使われる目安であり、すべての人にとって快適・安全な上限を意味するものではありません。汗が止まらない、体が熱い、集中できないといった状態なら、設定温度を下げるか、冷房や除湿を強めます。
| 確認するもの | 目安・考え方 |
|---|---|
| 室温 | 28℃以下を一つの目安にする。ただし、暑ければさらに下げる |
| 湿度 | 高いほど汗が蒸発しにくく、暑さを感じやすい。除湿も活用する |
| 体の状態 | 汗、だるさ、頭痛、めまい、吐き気などがないか確認する |
| 作業場所 | 直射日光、熱のこもる部屋、風が届かない場所を避ける |
28℃でも暑いときは温度を下げてよい
室温の目安は、温度を我慢するための基準ではありません。室温が28℃でも、湿度が高い、パソコンやモニターの熱がこもる、窓から日差しが入るといった条件では、体への負担が大きくなります。
暑さを感じる場合は、次の順で調整すると判断しやすくなります。
- 温湿度計を、実際に作業している机の近くに置いて室温と湿度を確認する。
- 冷房または除湿を使い、室温が下がるか確認する。
- 窓からの日差しをカーテンやブラインドで遮る。
- 扇風機やサーキュレーターで、冷たい空気を部屋全体に循環させる。
- 30分から1時間ごとに水分をとり、暑さや体調に変化がないか確認する。
冷房の設定温度を下げても作業場所の室温が下がらない場合は、フィルターの汚れ、室外機の周囲のふさがり、部屋への日差しなども確認します。
室温だけでなく湿度と暑さ指数も確認する
暑さ対策では、温度だけでなく湿度も重要です。湿度が高いと汗が蒸発しにくく、同じ室温でも体の熱を逃がしにくくなります。じめじめしている場合は、冷房の温度調整に加えて除湿を使うと、体感温度を下げやすくなります。
より正確に暑さの危険度を確認したい場合は、暑さ指数(WBGT)を参考にします。WBGTは、気温だけでなく湿度や日射などを考慮した指標です。屋内でも、窓からの日差しや熱のこもり方によって値が変わるため、室温28℃だけで安全と判断しないことが重要です。
温湿度計しかない場合は、まず「室温」「湿度」「自分の体調」の3つを確認してください。温湿度計の表示だけでなく、暑い、息苦しい、だるいと感じた時点で冷房を強めたり、作業を中断したりします。
在宅ワーク中に熱中症が疑われる症状が出たら
めまい、立ちくらみ、こむら返り、頭痛、吐き気、強いだるさ、大量の発汗などがある場合は、作業を続けず、涼しい場所へ移動してください。
- 冷房の効いた部屋で安静にする
- 衣服をゆるめ、首、わきの下、足の付け根などを冷やす
- 自分で飲める場合は、水分と塩分を補給する
意識がぼんやりする、呼びかけへの反応がおかしい、自分で水分を飲めない、症状が改善しないといった場合は、無理に飲ませず、周囲の人や救急に連絡してください。
在宅ワークの暑さ対策で最初にすること
まず、仕事をする机の近くに温湿度計を置き、実際の室温を確認してください。室温28℃以下を目安にしつつ、湿度や体調も見て、暑ければさらに温度を下げるのが在宅ワークの基本的な判断です。
「エアコンを28℃に設定したから大丈夫」とは限りません。室温、湿度、日差し、風の流れ、体調を一緒に確認し、暑さを感じない環境に調整しましょう。







